海外生活を支える、マニアックな趣味
合唱サークルの練習に参加してみました。
楽しかったー!
有志による合唱サークル
在ブラジリアの某国大使館の敷地内にある、大使のご自宅の、70畳くらいあるリビングルームで、ピアノを囲んで練習しました。
最初、この建物は文化センターか何かかと思っていた。
置いてあるものが全て丁度品で、人間よりも大きいアートがふんだんに飾られていたゴージャス空間だったから。
こんなに美しい住まいがあるんだ、、、という驚き。
でも何よりもゴージャスなのは、
そこでリラックスして談笑していた人々の姿でした。
歌が好きだから集まった人たち。
自己紹介もそうそうに、どんな音楽が好きか、
すぐに面白い話題にうつれる。
まだ一回参加しただけで、自分でもよく分かっていないけれど、合唱が好きな大使夫妻を中心に集まった趣味のグループなんだと思います。週に一度の練習にくわえて、クリスマス時期にコンサートを開いたり、そんな活動をしているようです。
たたたた、楽しかったー!!!
この日集まっていたのは、英語ネイティブの人、ドイツ人、スカンジナビアのどこかの国の人と私だった。
(英語ネイティブの方の会話には字幕を付けて欲しい)
流暢すぎて、聞き取れないこともあった。
そうなることは初めから予想できていた。
そういう点は緊張したけど、
それでも「楽しそう!行きたーい!」が勝ったから勇気を出して行ってみて正解でした。
合唱好きだけが集まる、マニアックな楽しさ
実は事前に、同じく外国からブラジルに移住してきた友人2人にも声をかけていた。
私たちはいつも何かすることを探しているんです。
この街に根付くようなこと(ブラジリアという街はそれが少々難しい)、
できれば仕事がしたい、
でもビザの関係や言葉の壁もあり、、、
じゃあ趣味の習い事やボランティア活動。
そういうことをいつも探しては情報交換をしています
(でも実際はほぼ愚痴を発散してやり過ごしている方が多い!汗)
「コーラスの練習に行くんだけれど、一緒に行ってみない?」
誘ってみたけれど、「私、音痴だからやめとく」「私も」と断られました。
そこで、はたと気が付く。
「そうか!私も音痴だった!」(笑)
だけれど歌を歌うのが好きだから行ってみよう。
皆がみんな、「歌うこと」楽しめるわけじゃないんだと気が付く。
つまりそのグループに参加するのは「歌うのが好きな人」
そんな共通点がある人と出会える場所って、貴重だわ!
友人2人の反応のおかげで(?)そこに気が付けました。
普通に生活していたら出あうことはできないような人たち、
そこに行けば出会える!!!
かなり楽しかった理由
参加していたのは、ほぼ全員が大使館に勤めているか、パートナーが大使館に勤務、という人たちでした。
ブラジルの首都であるブラジリアには各国の大使館が集合しているので、こういうことがよくありますが、それでも私からすると知らない世界に住む人たちです。
それに加えて、ホテルか文化センターか、といったラグジュアリーな空間に舞い上がりもしました。(庶民です!)
そんな場所で、今日初めて会った人たちといきなり一緒にもう歌っちゃう!
展開の速さもスリリングで楽しかった。
でも、練習を終えて帰宅するときに感じていたのは、そんじょそこらの解放感じゃなかったんです。
なんだろう、なんだろう?
めちゃくちゃ楽しい!!!
振り返ってみると、そこにいる私は、自立した存在だったからかなと思います。
夫にサポートされなくても、自分でコンタクトを取れた(英語が通じたから)。
夫のパートナーとしての存在ではなく、私そのものとして自己紹介をした。
そんな経験がめちゃくちゃ久しぶりでした!
この街で私が所属している場所は、他に語学学校がありますが、それとも違うんです。
学校では、赤ちゃんのような言葉しかしゃべれない自分を目の当たりにし続けます。
「できないこと」があるから学校に行くわけで、当然ではあるけれど。
合唱の練習は、
必要に迫られてではなく、私がそこにいたくている。
歌うことに純粋に喜びを感じている。
そこが全然違いました。
さらに、私の居場所がある!と感じました。
それは、少しマニアックな領域でつながった人たちと一緒だから。
たとえば、共通点のない人と日本語で話すより、少々言葉が分からなくても心の距離が近いと感じます。
万人に共通するわけではない、少しマニアックな趣味。
小さなことかもしれないけれど、久しぶりの感覚。
自信を取り戻した気分でした!
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