ブラジルで体験するクリスマス。社会に生きる幸せのかたち。

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ブラジルに来てから自然と、クリスマスはチャリティしたくなりました。

なぜ、クリスマス時期にチャリティしたくなったのか?を、去年こちらに書きました。よければ見てみてください。

ブラジルでクリスマスの過ごし方、考え中、、、。

昨年は近所の孤児院へ僅かながら寄付しました。

今年は、「Papai Noel dos Correios(郵便局のサンタクロース)」という、郵便局が行っているチャリティ企画へ参加してみようと思います。

企画の流れをざっくり説明すると、
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● 子ども達からの手紙に書かれているものを購入する

● 郵便局が子ども達へ届ける。

● \誰かのサンタになれる/
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詳しくは、キャンペーンのホームページにあります。(ポルトガル語)

キャンペーンの動画。毎年、とても素敵な音楽とアニメーションを作成されてます。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=59&v=SeGihJLa7TA

私達も参加してみました

貧しい環境にある子どもたちがサンタさん宛に書いた手紙が郵便局に届きます。私たちは郵便局にその手紙を取りに行きました。

どの子のにしようか?

「車のおもちゃがほしい」
「バービー人形がほしい」

色んな願いがありました。

主人と話し合って、

「ローラースケートが欲しい」という7歳の女の子の願いを叶えようと決めました。

参加して良かったこと

子ども達の手紙を読んでいる間、子どもがいない私は、何ともあたたかい気持ちに。

「子どもがいたら、プレゼントを用意する時には、こんな気持ちになるのかな?」と想像しながら、みんなの願いを見させてもらっていました。貴重な経験でした。

改めて社会を見つめる

同時に、年に一度のクリスマスなのに、「子どもに数千円のプレゼントを買うことができない」状況にある親達がこんなにいるんだということが、目に見えて分かりました。この状況に、私は内心泣きそうな気持ちでもありました。

でもそれによって、私が「その家のことは、その家でなんとかするのが正しい」と無意識レベルで思い込んでるんだ、と気付きました。

「お金ある人が、うちの子へプレゼントを買う。」

もし私がこういう状況にあったら、
親である自分の事を情けないと思うだろうか。
(私の日本の親はそう思うんじゃないかな)

でもそれが行き過ぎると、日本では助けを求められなくて
自殺しちゃった人がいたじゃん、とも思いました。
周りができること、本当はあったよね、って思う。

郵便局からの帰り道、車が信号待ちで停車中に、
「お金くれないか」と子どもたちが寄ってきた場面がありました。

私はもう泣きそうにはならず、ただじっと見つめ返していました。
「見なかったことにはしないよ」と思うだけですが、
それが私が今できることの精一杯です。

クリスマスで大切なこと

「クリスマスは、家族や大切な人と 暖かい気持ちで過ごすことが一番大事なんだよ。」

裕福なブラジル人家族の子守をしに(そういう職業があります)、
南米の他国から来ている友人が、クリスマスの意味をそう教えてくれました。

これが、私がブラジルで経験しているクリスマスという文化の
ひとつの側面です。

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