[ブラジル滞在記3]「ブラジルはすごいよ!聞くと見るとじゃ大違いだ!」(「耳をすませば」の聖司君風)
★2015年4月〜9月まで、ブラジルに住むパートナーと同居するために、ブラジルに滞在しておりました。この記事は、その時に書いたものです。
目次はコチラ>>> [ブラジル滞在記:目次]やっと公開できる。。。ブラジルで体験してきた私的なパラダイムシフト。
(前回の続きです)
まずブラジルと日本は大陸が違います。
大陸が違う、ということは、土が違う、種が違う、植物・食物が違います。
ちがうことから始まっている。
社会背景も明らかに違います。
私は日本で今まで暮らしてきて、ここ数年、格差社会という言葉を
聞くことが増えたけれど、体感としてはなかった、体感せずに、生きて来れた。
けれど、ここでは、目の当たりにしています。それに気がつく度に、今までより少し広い目線で物事を見れるようになるのを感じます。
そして、ブラジリアという都市は、ブラジル中部の標高約1.100mの高原地帯の中にポツンと所在しています。
創ろうと思って創られた、計画都市で、このまちの道路や建てものの配置は、最初からデザインされていたようです。
リオデジャネイロやサンパウロには飛行機で飛んでいきます。
ブラジリアにいると、閉ざされた空間にいるような、喉がつまるような気がしていました。
でも、そう思うのは自然なんだ、ということが、今夜、彼のコメントによって分かり、気持ちがすっきりしました。
「実はブラジリアに関しては、ブラジル人でさえ、ここに引っ越してくると
”陸の孤島”って閉塞感を感じるものなんだよ。
Akikoは、日本からこの国にきて、ただえさえカルチャーショックを受けてるはずなのに、
さらにブラジリアに来たから、二重のカルチャーショックを受けてるのではないか。」
また、治安に関しては、やはりおだやかではなく、
路上でスマホやカメラで写真を撮るのは、泥棒に狙われ、金持ちだと思われるリスクがあると感じています。
しかし、エリアによっては安全な場所もあり、その差は激しく、現在、
危険度を肌感覚で察することができるよう、彼から日々レクチャーを受けています。
今まで「“危険な地域”とは何のことか分からない」くらい、日本の安全な場所で暮らしてきたので、
ブラジルに来た当初は、全てが犯罪の巣窟への扉の様に思えて、心休まりませんでした。
でも彼は、「危険なことは、注意を払うべきこと。必ずしも怖くておびえるべきことではない。」と言っていて、そんなものなのかな、と、少しずつ目と心を養っています。
(余談ですが、世界各地を旅行してきたニューヨーカーの友人に、ブータンに訪れた際の印象を聞いた時に、「ブータンは、日本と同じ位、安全だった。」とのことでした。ブータンは日本より数段穏やかで幸福に満ちた国、という印象を持っていたので、(彼からすると)日本はブータンと並ぶほど穏やかで平和なんだな、と驚いたことがあります。)
一方で、「人間の本質は同じでしょう」という言葉を、とある方から、出発の際に頂きました。
それは本当に心のささえになっています。日本人の移民により、ブラジル社会の中で日本人の存在感はちゃんとあり(日本人=腕の良いFarmerとしての信頼を得ているように思います)、かつ日本食材も(質にこだわりすぎなければ)手に入ります。
他民族国家のブラジル、人種差別がなく、日本人が海外で暮らすには、暮らしやすい場所だとも聞いていたし、自分でも感じています。
さてさて、誰にでも訪れるホームシックとカルチャーショック、
無事に免疫ができてきました。
そろそろ、こまごまとブラジルのことも書いて行きます!
★
(2016.4.28追記)
結局、ブラジルのこまごまとしたことは、
あまり書きませんでした。エヘ。
続きます>>>[ブラジル滞在記4]モヤモヤを抜けた先にみえた、女としての大切な自分。
お読み下さってありがとうございます♡
SLEEPY CITY BUGS
Akiko Y.P.
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