「相手に嫌な想いをさせてしまった、私のせいだ。」と落ち込む時、足手まといな存在からチームの一員として正しい行動とは?

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こんにちは。
今日は仕事の話をしたくて書いています。

仕事の話といってもいろいろありますが、メンタル面のことについて。
 
「ミスをした時に、周りに申し訳なさすぎて、どうしていいか分からない!」という時に、どんな行動を取ればいいのか?ということです。

私の体験談と、仕事がめちゃくちゃデキる同僚から学んだことです。ご関心がありましたら、読んでみてもらえたらと思います(^^)

 
 

「ミスをした時、頭真っ白に。落ち込みすぎる」という悩み

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私はけっこう勝手にアレコレ悩むタチで、
悩んでいるのが趣味なのか?!というほど
よく悩んでます。クヨクヨと。
 
 

自分でこれは良くないな〜と思っている性質として
「切りかえ下手」ということがあります。
 
 

誰しもが、避けたくてもしてしまうのが、仕事のミス。
いつも、しでかした後に気がつくのが、ミスです。
 
 

ミスをしたら、即座にしなきゃいけないのが、
関係者への報告、連絡、相談、そしてリカバー。
新人の時に教わりもし、経験を通しても「その通りだよなぁ」と
改めて思ってもおります。
 
 

じゃぁ、そうすればいいじゃないか!
 
 

それで終わる話を、そうはさせずに苦しめるのが、
私の「切りかえの悪さ」です。

 
 
「相手に嫌な想いをさせてしまった、私のせいだ。」
 
 

ミスをした時、多くの人がこう思うのではないか?と思います。
そして、行動をとる。最適な行動が何かが分からなければ、分かっている人かマネージャーに聞く。誠心誠意を込めてコトにあたるとはいえ、するべきことはこんなものではないでしょうか。
 
 

でも私は、
 
 

「こんなことしでかすなんて、私はバカで役立たずでお荷物だぁー!」
 
 

と、そんな事まで思うクセがあるんです。
そして、謝罪する時も自分の人格を否定するようなことまで謝罪したくなったり。
 
 

なにより、許してほしくてたまらないのです(←どーした!)
 
 

また、返事が欲しいと書いたメールにお返事が数日も来ない時など、やりきれません。ミスではないのに、

 
 
「あー、変な聞き方してもーたー!」
 
 

と、内心は頭を抱えてる。
 
 

「返事、まだ来ないかな?早よ来ないかな?」
「相手は嫌な気持ちになっちゃったかな、書き直してもう一度送ろうかな?」
 
 

と、ランチタイムの時でも気になりつづけ、果ては翌朝出社するまでも気になり続け、朝一番のメールチェックでも返信がなければその日一日気になり続け。。。
 
 

勝手にヘトヘトです。
 
 

どの職場でも、「自分=足手まといな存在」としか思えなかった

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こんなクセがある私は、どこの職場に行っても
「自分は使い物にならない」と思ってました。(重いけどマジです!)
だから一生懸命に真面目にやらなきゃと思い、自分ではそうしているつもりでした。
 
 

でも、することすればいいだけなのに、
私が勝手にのたうち回ってるんだ。

と、気がつくまでに、何年もかかりました。
 
 

新卒で入った商社で営業マンをしていた頃時には、
「私が悪いんだ」病が真っ盛りで、うつ病になりました。(ガーン!)
何か起こった際に、「私のミス」以外の要因を考えられなかったのですね。
23歳の時に一年間休職して、そして復帰します。
 
 

晴れて復帰できたのですが、自分が何をかんちがいしていたのか?も何も分からないのは変わらず。
うつ病は治っても、仕事の仕方が分からないから壁にドンドコぶつかる。そのたびに、
 
 

「あ、このやり方はイケてないんだ」
 
「あ、ワタシ空回っとるわ」
 
 

と、ひとつひとつ気がついては身体で覚える。考えられる全てのミスを犯しては、周りの方々にカバーしてもらって、今までなんとか生きて来れています。
 

ミスをした時の謝罪とその後の対応。デキる人はどうしてる?

 

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そんな中、とっても仕事ができる人達に囲まれる職場に恵まれたことがありました。その時私は31歳になっていました。
 
 

・論理的で合理的な思考ができる
・言われたことの真意つかんで、ずんずんずん!と自分で進めていける
・おのおので沢山仕事を抱えていながらも、その職場では新人の私に「大丈夫ですか?手伝いますか?」と物腰やわらかくフォローしてくれる器の広さ。キャパの許し加減!
 
 

そんな人たちの、発言や身のこなしのひとつひとつが
とても輝いていました。神かな?って思ってました。w
 
 

ある時、チーム内でも特に仕事がデキるAさんが、ミスをしました。
そのミスのリカバーのために、チームの3〜4人が、その日一日かけて
一斉に手を止めて、データの修復作業にあたる必要がありました。

みんなそれぞれに締切の迫ったタスクをいくつも抱えています。
 
 

すごかったのは、Aさんです。
 
 

すぐさま関係者への謝罪(席を立ってリーダーに頭を下げて謝っていました)報告、連絡、相談、そしてすぐさまリカバーにあたりました。
 
 

しばらくたって、復旧のめどが立ったところで、Aさんから経過報告のメールが入りました。メールの始めに、再度謝罪の言葉と「切り替えて、復旧に努めます」と、一言ありました。そしてそれ以降、謝罪の言葉はありませんでした。
 
 

Aさんはいつもの様に定時になると仕事を終え、帰宅されました。チームメンバーそれぞれ役割が別れていて、自分の仕事が終わったら帰る、が基本の職場でした。Aさんは、残業をするとその分チームの予算から給料が引かれることも分かっておられたのかもしれないな、と私は推測しています。
「必要であれば、残業もしますので仰って下さい。」とリーダーに相談をされていたけれど、「後は私たちでやりますから」と言われ、帰宅されていました。
 
 

切り替える、すべきことに集中する。

Aさんの行動は、私には見習うべき事ばかりでした。
 
 

必要以上に、自分のせいにしないこと。
それはひとりよがりで、仕事ではない。そう思ったのはこの時が初めてでした。
 
 

切り替えること。
内心、とても穏やかではいられなかったと思います。

それでも、目の前のすべきことにだけ集中して、時間内に自分の仕事を終わらせること。
私が むやみに謝りたくなるのは、ミスをして不安になっている自分に「大丈夫ですよ」と声をかけて欲しいから なのかも、とこの時初めて気が付きました。
 
 

誰よりも仕事が早くて、いつでも誠実な態度で仕事をされていたAさん。
今でもあのたたずまいのかっこ良さを鮮明に思い出します。
 
 

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落ち込みやすい人、自分に自信がない人へ

山さんぽを開催するまでに頂いたサポート。自分のアイデアが、他人にはつまらないんじゃないか?っていう幻想の扱い方。

その職場を辞めた後、私は結婚準備という名の実質は実家ニートをしていました。
 
その時に地元でできる限りのチャレンジをして、自分の伸びしろを伸ばそうとしていたのですが、「人がどう思っているかは、その相手に委ねればいい。あなたは考えなくてもいいんだよ」ということを、お世話になっている方が教えてくれました。
 
この考えを知れたことで、本当に楽になりました。
 
 

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セラジュンコさんのカスタマイズフォトプラン体験記。


 
さらに、ミスはミス。誰でもするときはします。このことを文字通りに受け止められるようになったのは、自分に自尊心がうまれてからだと思ってます。
 
自尊心とは、たいした特技や才能はないけれど、それでもいい。生きてて良い。しあわせ感じていい。そんな気持ちのことだと私は思っています。
自分のことを心からそう思えるようになったのは、モデルでも記念日でもないのに、わざわざプロに私の写真を撮ってもらった経験を通してでした。
 
自尊心がないままに、ミスに対応していくのはとても辛いものです。ミスをして異常に落ち込む人は、まずは自分を大事に思うことが近道かもしれません。 

ミスしても、大丈夫。

ミスしても、大丈夫。

 

ミスする自分から始める

 

仕事をしていたら、「相手に認められたい」っていう気持ちがあると思います。それくらいはちゃんとデキるようになりたい。だからこそ、

「今の私で認められない=ワタシはダメ」

という思考回路になっていました。

でも、すばらしいチームメイトや、友人達から学んだことは、自分の可能性はそこで終わっているわけじゃない、ということです。 

今は私はミスをしたときは、こんな風に思っています。
 
自分の至らなさを受け止めるぞ。(もしかして相手にとがめられても、それは私のミスなんだから受け止めよう)。そして、人の助けも借りながらでも、ひとつずつ良くなっていくぞ。
 

今の私では認められなくても、もうちょっと先には満足してもらえるような仕事できるように、私は学んでいくぞ」」 

それでもやっちまった!時は人並みにへこみます。笑
大なり小なりいつも抱えているクセですが、今はこんな付き合い方をしています。

Akiko Y.P

(今回使用した、素敵すぎるお花の写真は、ライフスタイルフォト カメラマン星光恵さん撮影のものです!)

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