ブラジル人の恋人との将来を考える2。まずは一人で決める。

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こんにちは!ブラジルよりあき子です。

ブラジル人の恋人がいらっしゃる方へ向けて、将来のためにどんな準備が必要か?
そんなことを私の経験を基に、シリーズで書いています。

目次はこちら。

徐々に書いて行っています。

今回はシリーズ第2回目です。

こんなことを考えてみていただきたいな、と思います。

結論。私は今しあわせです!

私は結婚を機にブラジルに引っ越してきて1年半が経ちました。最初に言ってしまうのですが、今、幸せです!

ブラジルでの暮らしは日本とは全然違う環境で、自分でできることはとても少ないです。でも、

  • 好きな人と、安全に、安心して日々過ごせていること
  • 将来を2人で一緒に描けること
  • 時間がゆったり流れて、2人でごはん食べたり話す時間がいっぱいあること
  • 何でも話せること

こんなことが私にとっては他のどんなことよりも尊いのです。だから、今までの決断をしてきて良かったなと思っています。

ただ同時に、ブラジルという国で今のこの生活を送るまでには、事前に彼と話し合って幾つかの確認をしてから、実行に移しました。それらは、日本で暮らす時とは全く別のチェック項目です。

  • 世の中の様子が日本と違います。
  • 人々の価値観も違います。
  • 経済状況や雇用のチャンスも日本と比べてすごく厳しいです。

そういった「生活のベース」となるものが、今まで生きて来た場所とは全く異なる環境に行くということです。

想像してみてください。

 

ブラジルに降り立ったあなたは、街を歩いています。目に入る街路樹で、日本で見たことある植物は一つもありません。土が違うので、育つものも違います。大陸レベルで違うんです。レストランで彼があなたのために選んでくれたものが全て、今まで味わったことない味がします。周りの人々はそれを当たり前のように食べています。景色の中であなた一人が「これ何だろう?」と分からないでいます。

環境が違うって、そんな感じの中で生きていくことです。

「楽しそう!」と感じる人もいれば「そんなの辛すぎる!」と感じる人もいます。どっちが正解とかはないです。

ただ、どんな環境の中でも、まずはあなた自身が幸せに暮らしていかなくてはいけません。これは絶対です^^!

 

photo:Fancycrave

 

本当にその彼と一緒になることが、私の人生にとって良い選択肢なのか?

これを一人きりで考えてみられるのがおすすめです。

恋人のことは一旦置いて、彼の恋人としての自分ではなく、2人の未来でもなく、まずは、ただただ自分自身としての幸せと、彼と一緒に過ごすことが良い影響を与えるかどうか?です。この時に、ご家族や友人の意見は聞かなくていいと思います。自分の純粋な気持ちに耳を澄ますことです。

なんでこれが必要かというと、これからの生活で、自分ではどうしようもできないことが目の前に現れた時に、どんなに自分が折れて譲ったとしても、どこかでサッパリとした気分でいられるからです。そういう選択をしたのは自分、と決定権が自分にあること。それは精神衛生上良いです。

 

 

私はこうやって決断しました

私は、彼と付き合って以来、ブラジルと日本で遠距離恋愛をしていました。半年位経った時に、彼が休暇を利用して日本に一ヶ月遊びに来ました。その時に私の部屋で一緒に暮らしていたんです。平日は私は仕事に行きます。彼が朝食を用意して、家事もやってもらって、というお試し同棲みたいなことをやってました。その1ヶ月が過ぎたときにプロポーズされました。

プロポーズにはその日のうちにYESと返事をしたのですが、ブラジルに行くかどうか?は、彼がブラジルに帰国した後、3ヶ月くらいかけて決めました。ブラジルに行く場合、私が失うものの中で一番大きいものは「仕事」でした。

その頃私は契約社員として働いていて、プロポーズから半年後に雇用契約が切れることになっていました。仕事は好きでした。収入もよかったです。次年度以降も契約更新できると上司に言われていました。

一方、彼は彼でブラジルで仕事をしていて、彼の得意分野を活かせる部署にいて、将来も明るい感じでした。収入もよかったです。私と違ったのは彼が正社員ということでした。

私が自分の仕事を好きなことは彼も十分承知していました(私の経歴については、よかったらABOUTページでチェックしてみてください)。なので、そこを尊重するという選択肢もありました。つまり彼が仕事を辞めて日本に来て、日本で仕事を探す。その間は私が養う。というものです。それもある中で、最終的には私が仕事を辞めることにしました。彼の仕事の方が「安定度」が高いことと、

  • 仕事においてできる限りのことは全部やったけど、これ以上自分が伸びない気がしていた
  • ブラジル行きが将来的には私の職業においてもプラスに作用するだろうと思えた

こんなことが、「私個人にとってのベネフィット(おいしい部分)」だと思えたからです。

 

この決断を下すまでに、私は実は一人旅をしました。
なんか、演歌みたいですけど笑

私の雇用契約が切れる4ヶ月前、あれは11月のことでした。代休を利用して長野に行きました。
善光寺を参ったあとお蕎麦食べたり、小布施でお寺巡りのあと温泉に浸かったり、アルプスを眺めたりして(結構楽しんだねw)一人でじっくり考えました。
長野滞在中に、全身全霊で「あ、今仕事やめてブラジル行こう。」と、身体中の細胞たち満場一致で決断できました。
 

何で自分1人で決める必要があるの?

 

何かを選ぶ時には、多かれ少なかれ選べない何かがあるわけで、言い換えれば諦めなければいけないものがあります。国際結婚の場合は、国をまたいで引っ越すので、諦めなければいけないものが大きいです。(例えば日本での仕事を辞めなければいけない。日本のことばや常識が通じる暮らしをあきらめる。等)

それに、私がブラジルに来たのは、自分が彼と一緒に暮らしたかっただけです。長期出張でも駐在とは違い、誰に頼まれた訳でも、誰かの役に立つ訳でもありません。

私達の場合は、前述の理由でブラジル暮らすことになりました。とはいえ、私自身はブラジルという場所を選んだというわけはありません。さらに言えば、今までの人生で自分から進んでブラジルに興味を持ったことさえありませんでした。(興味がないけどそこで暮らすという意味では、パートナーの転勤についていく皆様も同じ感じかな?と推測してます)

実際に暮らしてみると、想像したことないような食べ物や出来事や人々の態度に出会ってきました。何度もショックを受けては、「好きでブラジルに来た訳じゃない!」と怨念の様に(笑)思っていました。そう思わないとやってられませんでした。いや、結局は好きで来てるんですけどね。

 

本当は、自分が選んでここに来たことをちゃんと自覚しているので、文句を言えば愚痴になる。そんなのフェアじゃない。そう思うので、余計辛いんですよね。「ブラジルじゃなくて、どっかもっとよその国だったら良かったのに、、、」ってそんな気持ちになってました。

 

photo::Fancycrave

 

どんなに「自分が選んだ」と思っていても、こんなに気持ちがブレるんです。笑
これがあなた、「親の期待に答えようと思って、結婚した」とか「彼が結婚したいと言ったから」など、心のどこかで他人を理由に決定していたら、本当にやってられなくなると思います。

それに結婚したとしても、思い描いた未来が保証される訳ではありません。彼が病気になることもあり得ます。自分でどうしようもできないこともありえます。でも、くり返しになりますが、どんな環境においてもあなた自身は幸せに生きていかなければいけません。絶対です^^

 

そしてブラジル人の恋人と将来もともに生きて行きたいという結論が出たら、ついでに
「楽しむぞ^^!」とも決めちゃってください♪

自分が選んだんだと思うと、この先も自分が何とかできるハズ!という力がわいてくると思います。

 

そしてまずは2人でブラジルでお試し期間として暮らしてみることがいいと思います。どんなにブラジルについての情報収集をしても、行ってみなければ分からない「感じ」がいっぱいあります。詳しくは次に書きますね!
 
こちらの本、おすすめです。
 

あき子

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