ロシアの友人に教わるクリスマス飾りのアイデア。温かい気持ちでホームを照らす。
こんにちは。真夏のブラジルでクリスマスを過ごしています。半袖にサンダルだよ!
皆さんはどんな場所で過ごしていますか?
先日、ロシア人の友人アナスタシアに誘われ、彼女の家で開かれたクリスマスパーティーに夫と一緒に参加してきました。
彼女はパートナーと一緒に暮らしています。家を訪れると、クリスマスの飾り付けがとても素敵で、「ホリデーシーズンがやってきたんだなーー!!!」と思わず胸が高まりました!
丁寧に作られた手料理とみんなとのおしゃべり。その夜はとても楽しく時間が過ぎました。
「クリスマスの飾り付けが大好き」と話す彼女。先月会った時には「12月は忙しくなるわ!」と言っていたのですが、お家を訪れてなるほど納得!
飾り付けの一つひとつに、彼女のセンスとアイデアが詰まっていました。
パーティーはとても盛り上がったので、写真を2枚しか撮っていませんでした。「それじゃもったいない!」と、後日、飾り付けを見せてもらいに改めてお邪魔してきました。
ブログに掲載することも快く承諾してくれたので、ここで紹介したいと思います。
クリスマスまであと数日ですが、「飾り付けまだ何もしていない!」という方がいれば、何かひとつでもお役に立てればうれしいです!(お察しの通り、私はまだ何もやってません!笑)
目次
飾り付けのアイデア
ベースとなる色を決める
アナスタシアによれば、飾り付けのポイントは「ベースとなる色を決める」ことだそう。クリスマスの飾りは毎年足して行く楽しみがありますが、色がバラバラになっては、その年ごとに〔使えるもの〕と〔使えないもの〕ができてしまいます。
そのため、ベース色を基に毎年少しずつ新しいものを足して行くとまとまりが出て良いそうです。ちなみに彼女は赤とゴールドを基調に選んでいました。
椅子にほどこされた大きなリボンが特別感を演出しています。松ぼっくりのポイントもかわいい!
手作り
松ぼっくりをゴールドで着色し、ツリー用のオーナメントと合わせた飾り。中央にろうそくを立てても良さそうです。
私達が住んでいるブラジリアの街では松の木を見かけることはありません。松ぼっくりをわざわざ花屋で買ったのかな?と思い聞いてみると、Parque da Cidade(パーケ・ダ・シダージ)という、ブラジリアにある大きな公園で拾って来たのだそうです。
お店にも売っていないのに!いいコト聞きました!
ちなみに、ブラジリアで身近に生えている木はマンゴーやアボカドなどです。
キャンドル
パーティーの時には部屋の照明は落として、代わりに間接照明をたくさん使っていました。食卓の上には中〜大サイズのキャンドルを、高低差がでるように複数置いていました。(写真のサンタクロースの後ろに、ワインの空き瓶をキャンドルホルダーに使用した跡が写っています。あれと手前のキャンドル達で高低差出してました)
これがまた良かった!料理が美味しそうに見える。顔色が温かく見える。ゆっくりした気持ちで会話ができる。というわけで、キャンドルは欠かせないようです。
イリュミネーション用ライト
イリュミネーション用ライトを使って、壁にクリスマスツリーを形どっていました。隣のスカルの絵はクリスマスに関係なく通年飾っているものですが、この組み合わせが絶妙でかっこいい!
ロック音楽が好きな2人ならではのセンス!ナイス!
ライトには、沢山の写真をたくさん添えていました。
パートナーとお互いの子どもの頃の写真や(かわいすぎる!)、2人の2ショット写真。
ブラジルで出会うカップルは、お家に2ショット写真をたくさん飾っています。
基本的に、みんなラブラブです!
ワインの空き瓶を利用して、間接照明に。これ、実際に見るとすっごく良いです!適度に明るいので間接照明としても機能しつつ、そのコーナーが華やかになります。ぜひぜひやって見て欲しい!
ちなみに左側に写っているのは、ロシアから持って来たというウォッカ達。見たことのない銘柄で、さすが本場ロシア!
チョークアート
お家の一角に、黒板素材の壁を作っていました。そこに描かれたチョークアート。絵心あるのね〜、としみじみ思っちゃう。
プチギフト(お土産)
ゲストみんなにお土産まで用意していてくれました。サンタの紙袋に入っていたのは、手作りの飾りをつけたキャンドル、チョコレート、それに手作りのクリスマスカード。
心がこもっていて、且つ、お返しをしなきゃ申し訳ないと思わせないようなモノというのがポイント高い!
麻の生地の上に、レースとリボンを巻いてある。
なんて可愛いことするんだろう、この子は、、、。(感涙)
クリスマスカード
クリスマスカードも手作りしたそうです。すごいね!もう私、すごいが止まらない。
言葉で気持ちを伝えるのって、少し照れくさいけれどやっぱり嬉しいものですね!もらった時に強く思いました。
ここで一つ、皆さんのお考えなど聞いてみたいな、と思うことが。
カップルからカップルへ宛てたメッセージをもらった訳ですが、宛名は「Dear Akiko and Peter」で、署名も「アナスタシア and 彼の名」と、女性が先で男性が後でした。
私にとってはこの並びがなんだかしっくりきました。レディーファーストだからかな?だから同性同士のカップルの場合はまた違うのかもしれないんですが。皆さんはどう思われますか?
ちなみに日本語で署名する際には、「夫 and わたし」という順で書いています。
美女はどこにいても美を見つける
幼い頃からボリショイバレエを観て育ち、美術館に通うことは日常だったというモスクワ育ちの彼女。もとはラグジュアリーブランドでも働いており「良質のもの」「美しいもの」を愛する女性です。そんな彼女の審美眼には普段からほれぼれしています。
ただ、ここはヨーロッパとは気候も文化も違うブラジル。クリスマスグッズの品揃えも違うため、苦労もあったようです。ブラジリアの色んなお店を回ったそうですが、それでも彼女にとっては「欲しいものが売っていない」または、「売っていても、輸入品のために関税が高く、とてもじゃないが買いたいと思えない値段になっていることも。」という状況だったそう。
※ブラジルでは輸入品にかかる関税が日本の比じゃないほど高く、「到底買いたい気持ちにならない」ということについては私も同意です。
買えるものなら買いたい。でもそれが叶わない。そんな制限がある中では、彼女のアイデアや工夫がなおさら光っていました。ちなみに彼女は私よりもかなり若く、まだ20代半ばです。手作りのあたたかさと高級感を両立させるセンスがすごい。
これくらい工夫できる人だからこそ、故郷のロシアで飾り付けするとなったら、きっと本領発揮で、私の想像をはるかに超えた美を創るんだろうなー!と想像してます。いつかロシアにも行ってみたい。
クリスマスの飾り付けをする意味。
彼女の飾り付けとおもてなしに触れて気がついたのが、クリスマスの主役は人なんだということ。
クリスマスに何を飾るのか、何を食べるのかという伝統はあると思います。ただ宗教の異なる私にとっては、それをなぞること自体は目的にはなりません。
彼女がセンスや感性をフル活用してあの空間を創ったのは、家族や親しい友人と一緒に、ゆっくりと楽しい時間を過ごすためなんだな!と、実際に感じました。
それくらい、空間には人のこころが宿るもののようです。
「パーティーするから来てね」と誘ってもらった時は、よく外国の人がやっているような大人数を招いてのホームパーティーなのかな?と思っていました。実際に行ってみるとそうではなくて、ゲストは6名。みんな揃ってテーブルに着席することもできる位の規模のものでした。
親しい友達として招いてくれたんだなと思って嬉しかった!初めて会った人ともゆっくり落ち着いて会話ができて、「これがクリスマスということなんだろうな」と感じました。
ブラジルという異境で、居心地よい居場所を創っていたこと、そこへ友人を招き入れてくれる姿は、たくましくて何より美しいと思いました。
まだ間に合う
私自身が、何をどう飾り付ければいいのか?は、まだ決めていません。
こういうの、お店で売っていたから買ってこようかな?
あと、大きめのキャンドル買ってみるか。ってな感じです。
皆さんも、心地よい演出であたたかい時間をお過ごしください。
Akiko Y.P
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