ブラジリアのJardim botânicoでピクニック。大自然の中で過ごす日帰り週末。
先週末、ブラジリアのJardim botânico de Brasíliaで、語学学校の友達とピクニックしました。
“Jardim botânico(ジャルジン ボタニコ)” とは、英語でいえば、ボタニカル・ガーデン。日本語では植物公園です。
連邦区の環境局の管轄にあるようで、自然の保護や研究を目的としていますが、敷地の中には日本庭園やレストラン、ピクニックができる場所、遊具などもあり、市民に親しまれています。
ブラジリア住民のオアシス
Jardim botânicoは特にレストランの朝食が人気で、週末は大混雑しています。
大自然の中でいただく朝食は、気持ちよさそう!
大自然といえば、ここでは青くて大きい蝶々を見ます!
よくブラジルのお土産で標本になっている、あの蝶々。
ひらひらと飛んでいるのを見ると、「私って、やっぱりブラジルにいるんだなー」って改めて思います。
ブラジリアに住んでいると、この辺りの自然が独特であることに気が付きます。
土は赤土。生えている木は、皮が厚くて幹が固く、うねうねとねじ曲がっています。
これは、ブラジルの中西部に広がるサバンナ地域の特徴です。セハード (Cerrado)と呼ばれるこの地域では、背の高い木は少なく、背の低い灌木がまばらに生えます。空気はものすごく乾燥し、日中に外に出るとジリジリと太陽に焼かれていくような場所です。
この公園内では、そのセハードの植物を保存しているので、外から来た人には珍しく楽しめると思います。
でも!
ブラジリアに住んでいる私からすれば、目的はそれ以外にあります。
ピクニック用の広場に植わっている、この木!!!
このまっすぐに伸びた背の高い木。松(パイン)です。久しぶりに見ました!(笑)
北半球からやって来た私たちとっては、「あぁー懐かしいーーー!!!」となじみがあるもので。ひとときの懐かしさに浸れるんです。
松林の奥から吹いてくる風もどこかヒンヤリしています。普段は、乾燥した大地で暮らしている分、そういうことがやけに嬉しく感じる!
というわけで 、いつもセハードの自然に囲まれている人にもあえておススメしたい スポットです。(絶対数が少なそうだけれど)
ピクニック広場の様子
ピクニック広場には、木でできたテーブルとイスが何組も設置されています。天気がいい時は取り合いになるほど混雑します。なので、利用したい場合、朝は早めに行く方が無難。といっても、朝10時~11時頃です。
お手洗いも近くにあって、設備は最低限ですが、いつ行っても掃除が行き届いているので、 お子様連れも、若い女性も、安心してお誘いできます。
ピクニックのメニュー
さてさて、私たちのグループは語学学校の友達同士ということもあって、いろんな国籍の人たちの集まりでした。
ブラジル、アメリカ、スペイン、サウジアラビア、ロシア、日本。
基本的には、パン、野菜、チーズ、果物、それに飲み物を持ち寄りましたが、そんなシンプルなものでも、一つ一つにどことなくお国柄がのぞけましたよ。
アメリカ人の友達が作ってきてくれたレモンケーキが、んもう!すごく美味しーーーい!
ブラジルではライムは身近だけれど、黄色いレモンは輸入で高級品。その黄色いレモン、久しぶりに食べました。
一口食べて、そそくさとコーヒーを買いに行きました。(公園の中にレストランでテイクアウトしました)コーヒーとよく合いました!
追記:後日、その友人にレシピを聞いたので、Cookpadへ載せました。よかったら作ってみてください。レシピはこちらです。
遅れて昼過ぎにやってきたスペイン人の友達。
彼が焼いたパンは、ブラジルで買うとすごく高いやつ!カンパーニュ!!!
焼きたてを持ってきてくれたようで、まだ暖かかった(感涙)
ていうか、これ自分で作れるんだ、、彼はYoutube見ながら作ったと言っていたけれど。すごい。
オリーブオイルと塩で食べたり、チーズのせてとワインと一緒に。最高でした。
彼の実家ではパンはなきゃいけないものらしく、「メイン料理が終わってデザートを食べるときになっても、果物と一緒にパンも添えられるんだよ!」と言って笑っていました。
おもしろい!でも日本の私の実家も、ごはんの後のデザートにお餅食べることもアリだから、分かる気がしました。
ブラジルでイースターは3月末だったけど、ロシアのイースターは4月7日だったらしく、ロシア人の友人はゆで玉子をかわいく装飾して持ってきていました。
イースターの日にちが違うって、どういうこと?
そう聞くと、キリスト教といっても、ブラジルで多いカトリックとロシア正教ではカレンダーが異なるんだそうです。
そのためにロシアでクリスマスといえば、1月7日なんだそう。(詳しくは、Wikiページへ)
友達のおかげで、にわかインターナショナル・ブランチとなりました!
ちなみに私は飲み物担当。
フルーツジュースとワインを持っていきました。
ワインは ポルトガルの“Vinho verde”という種類がピクニックにはぴったり です。
“Vinho verde”直訳すると“緑のワイン”となりますが、若いワインという意味らしいです。だから、白も赤もロゼもあるみたい。
微発泡でアルコール度数も低め。フレッシュな味わいで、友人からも好評でした!私は、スーパーマーケットで50レアル前後のものを買いました。どこのスーパーでも置いてあると思います。
Jardim botânico de Brasíliaへのアクセス
Jardim Botânico de Brasília
SMDB, Área Especial, s/n – Lago Sul
Brasília – DF
ブラジリア中心地から車で約30分。
私はUBERで行きました。
バスもあるようですが、利便性の面から個人的にはあまりおすすめしません。
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