「夫にイライラする人生は私らしくない」結婚2年目に思い出す、結婚した理由
結婚生活を初めて2年。
何だか思いもよらず、壁という壁にぶつかってきました。
「えー、新婚ってこんなもんなんだ」
バラ色なのかな?とぼんやり思っていたけれど、
「新婚ほど辛いものはない」
そう思うほど新しい環境は分からなさで満ちていました。
時間とともに、私たちのスタイルの輪郭が、何となく出来ていくのかなー、と想像できるくらいにはなりました。
でも、周期があって、普段は何ともないことでも、時に敏感に反応してへこむこともあります。
同じような思いをしている人がいたら、流し見してみてください。
私なりの応援エール!
ポエム調で失礼します!
目次
決め手は、彼の将来性でも住む場所でもない
彼の将来性でも、
ブラジルという環境でもない。
私が彼を選んだとき、
ここに来ることを決めた時、
私は自分の決断に賭けた。
彼よりも、
ブラジルよりも、
彼とブラジルに住むという選択をした、
自分の嗅覚を信頼していた。
何とかなるだろう。
行ってダメなら帰ってくりゃいい。
それは、
彼とは上手くいかなくなったとしても
ブラジルでの生き方を見つけられなかったとしても、
それでも私なら何とかなるだろう。
今までだって自分で切り開いてきたんだ、大丈夫。
心のどこかでそう思っていた。
目の前のことが想定外すぎて、見失う
それがいつしか、
彼は気がきかなすぎると嘆き
ブラジルが日本と違いすぎると絶望的になった
ブラジルのどこかの片隅で、
「トイレットペーパーを使い終わったら、次のを補充しといてよ」と、
わざわざ言わなければ気がつかない夫、とのふたり暮らし。
そして、私の人生=ココに行きつくためだったの?
そう思うと壊れそうなほど、やるせなかった。
日本では、それなりに優等生をやってきて、
大学出て、商社入って、転職もして収入アップして、、、って
やってきたのに。
「トイレットペーパーの補充問題。」とか、何かよくよく考えると、そんなのどーでもいいようなことなのに。
それでも言わなきゃ伝わらないことに、イライラする日々。
それまでに昇っていた山の、中盤に差し掛かったころに、なぜか突然、私、この生活に突き落とされてしまったと、思った。
こういう波が、周期的にやってくる。
今日もそんな感じだった。
私っって、こんなに性格悪かったんだ
夕方になって、夕飯を作る気も起きない。
夫に「今夜はUber eatsで頼もうかな」とメールした。
夫は休憩中だったらしく、すぐに返事をくれた。
「体調悪いの?すぐに良くなるよ」
「すぐになんかよくなるかよ!そんな軽いもんじゃないんだよ」と思ったけれど、それはギリギリ自重した。
「何かオーダーしたいものある?」と聞かれて、考える。
落ち込んでいる時は、この街で販売されているご飯を一切食べたくなくなる。
「どうせまた、肉と油の煮込みでしょう。そんなのもう食べたくない」という言葉をぐっとこらえた。
機嫌が最悪にわるいと、この街で供される料理が全て、肉と油の煮込みに見える。
普段は美味しいといって食べているくせに、落ち込んでいる時には不思議と、悪態をつきたくなる。(大好きな一軒だけは除く。このお店については別の話で)
結婚してから、こんなにも自分は性格悪かったか!と驚く。自己中もいいとこ。支離滅裂。
とはいえ、過去には自分のことよりも周りのことばかり気遣っていた。
そんな私も、ある意味冷たい人間だったな、と思う。
結婚してから、内心掲げている個人的な目標は、
「まずは誰よりも自分を幸せにしてあげること」
人のため、という大義名分さえあれば、どこまでも自分を犠牲にできる。
そんな私にとっては、「まず自分が」というのが一番こわい。
夫ではなく、自分のご機嫌をうかがう
今日の私の本音は、
・この街のご飯を、今日は食べたくない。
・Doux(ドークス)のデザートなら、食べたい。
性格悪いし、健康にも悪い。
でもこれが本音だった。
自分の欲求が分かったら、一歩前進した証拠。
よかった、この街で私は自分の好きなものを見つけられている。
こういうところで、自分は前進していると実感する。
Douxのデザートは、他のローカルのパン屋で買うお菓子よりは何倍か高価だが、弱った時にはよく効く薬。
友人が教えてくれた。
「ジャンクフードは、身体には悪いけど、こころには良い」
自分の欲求をなかったことにすれば、数十レアルのお金を使わないで済むから、節約が染みついた私は心が揺れそうになる。
そこをぐっと制して、「エイやっ!」と欲しいものを買う。
その分お金は無くなるけれど、食べたいものを食べれるんだ。死守して行動にうつす。
お店で選んでいるうちに、気分も良くなって「Douxについてのブログを書こう」と思いついた。
(追記:書きました!「ブラジリアのBrigadeiro(ブリガデイロ)専門店DOUX(ドークス)は甘さ加減が絶妙!」)
ヘルシービューティーな店員さんに断って、お店の写真を撮らせてもらって、嬉しくなった。
一番見たい景色。それ以外は何とでもなれ!
Douxからの帰り道、ふと思い出した。
そう、私が今ブラジルにいるのは、
過去に自分で自分を信じたから。
自分の可能性に賭けてみたかったし、
私の切り拓く未来を見てみたかった。
SNSできらきらしている
他のどんな人が見せてくれる景色よりも、
自分が自分に見せてあげられる景色のほうに、心惹かれたんだ。
夫がどうとか、
周りの環境がどうとか、
その他の要素は、途端にかすんで見えてくる。
過去の自分の延長線上をあきらめてでも、アドベンチャーを選んだ。
そんな力強いわたしがいたのが、事実。
そのときの自分だけは、否定しないように心にとどめておこう。
コメント2件
まさこ、コメントありがと!
アハハ!同じようにイラっとしてる人がいて、めっちゃ安心した(笑)
でも、本当に貴重な存在だよね。違う目線でものごとを見ているだけで、愛情から出てくる言葉だよね。
Uber eatsのくだり、わたしも何度も経験したなー。インド人彼、わたしが弱音吐いたり悩みを口にするといつもeverything will be fineって言ってて、その度に「あなたはなんにもわかってないし、わたしがこんなに苦しんでることを理解しようとしてない!」って怒ってた。
でも、イラッとさせられる存在って、貴重だよな〜。ってなつかしくなった!