Good Enough

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ブラジルに来てから知った新しい概念、Good Enough

花屋でピーターと一緒にお花を選んでいた時のこと。

私「日光が強くあたる場所に植えようと思うから、お店の人に、陽射しに強い種類の花はどれか、聞いてくれない?」

彼「ここで売っているのは、陽射しに強い種類なはず。聞くまでもないよ。(陳列棚の一番下段に陳列されている花を指して)ただし、これらは、陽射しが少なくてもいい室内用の種類だから、これ以外だったら全部大丈夫。」

お店の人「花が咲いているうちは、強い陽射しには当てないで。花が全部散ったら、強い陽射しの場所に植えてもいいですよ」

私「おいピーター!言ってること間違ってるじゃないか!」

彼「そのようだったね。」(すまし顔で)

最初から答えを確認せずに、今自分が持っている知識で自信たっぷりに判断し、物事を進める。

その判断は途中で、修正することもよくあること。「間違った」なんて気にしない。

ひとつひとつの精度が完璧でなくとも、自信をもって物事を進めていく。

「完璧でなくてごめんなさい」精神が身についている私には、何ともすっとんきょうな世界である。

しかし彼と私と比べてみると、彼は仕事で残業をしないのである。
私は、延々と残業していた輩なのである。

一体、何が起こっているのか。

‐‐‐
これは2015年6月に書きました。初めてブラジルに来てから2か月目のころです。

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