海外生活でうつ状態・ブラジル生活が苦しくて「死にたい」と思った時、カウンセラーにヘルプを求めました

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海外生活でうつ状態・ブラジル生活が苦しくて「死にたい」と思った時にやったことという記事では、ブラジルに来たばかりのころ本当につらくて、生まれて初めて「死にたい」と思った経験について書きました。

 

夫に「死にたい」という気持ちを打ち明けることで、気がいくらかは晴れたのですが、それでもなお鬱々とした日々が続いていました。そして、あることをきっかけにプロのカウンセリングにかかりました。

今振り返れば、あの時カウンセリング受けていなかったら、今の生活はないと思うほど大きな支えとなりました。

 
その経験を書きたいと思います。
 

ヘルプが必要になる境界線

夫に「いっぺん死にます。ゼロから生き直します」宣言をした後、少しは気が晴れたのですが、それでも事あるごとにやるせなさや無力感を感じる日々が続いていました。

 

その頃は新婚時期で、お互いに相手のことが分からない事から来る言い合いもよくありました。「何で〇〇なの?」「僕だけじゃない、君もそうじゃないか」というような。

 

で、ある日、私はとてもイライラしていて、とんでもない大声をあげてしまいました。そうしようと思ってしたんじゃなくて、気が付いたら「気がふれた人」みたいに大声を出していました。さらに、怒鳴っていることが全然理論的じゃなくなっていました。例えば、ついさっき「Aだからいやなのよ」と言っていたのに、「Aは問題ないの、そうじゃなくてBの話をしてるの!」というような。

 

夫が純粋に「あなたが言っていることを理解できない」と言いました。それは売り言葉に買い言葉、という感じじゃなくて、純粋に理解できないというものだったので、「あ、私いまめっちゃ意味分かんないこと言ってるわ。」と我に戻りました。感情が高ぶり過ぎて、「境界線を越えちゃったな」と自分で分かりました。たまに街中で見る、大声を上げて意味の分からないことを言っている人と、私が今やってた行動が一緒でした。

 

だから、夫に「私このままだと多分病気になるから、カウンセリングに行くわ」と言って、カウンセラーに予約を取りました。

 

サポートしてくれたカウンセラー


 

実はブラジリアに来てすぐの頃に、たまたまカウンセラーの方と出会う機会がありました。その方は旦那様の仕事の都合でブラジリアに引っ越してきていた方です。彼女の連絡先を交換した時は、まさかカウンセリングを受けることになるとは思っていませんでした。でも、プロの手が借りれる環境にいたことを、その時とてもありがたく思いました。

  

この土地での辛さは、日本にいる家族や友人に分かってもらうのはなかなか難しいと思っています。街の様子や、人々の言動などを、どんなに伝えても伝えきれない。だから、変な言い方になってしまいますが、お互いに先進国から、このブラジリアへ引っ越してきたという、同じバックグラウンドがあったことも大きな救いになりました。先進国、というと意味があいまいになっちゃうのですが、「同じ街に住んでいて、同じようなことに驚きや不便を感じる」という意味です。彼女には、「私のこと、分かってもらえたー!」という安心感がありました。

 

彼女が英語を話すことも、とてもラッキーだと思いました。ポルトガル語だと歯が立たないけれど、英語ならなんとか分かります。

 

カウンセリングは50分で200レアル。安い金額じゃありません。ですが、お金を払っているんだからその分は元を取る!という意識もはたらき、家族や友人にさえ言えないこともカウンセラーの前では吐き出せます(私の場合)。美しく整えられた静かな彼女のオフィスの中では、どんな思いも正直に話せる。そして秘密は厳守される。とても安心できる場所でした。

 

彼女は私の生い立ちや今の思いなどを聞き、色んな視点を示してくれました。一つだけここでご紹介したいことは、「今はもう日本にいないんだから、縛られずに、あなたのやりたいことを試してみていいのよ。」という言葉です。

 

自分の勝手で、好きな人を決めて日本から遠いところに来たので、自分ではすでに大分自由にやりたい放題やっている、という自覚がありました。それでも、何か自分で自分を縛っていたことがあったようです。やりたいことをやってみた時のことを想像したら、別世界でとても開放的でした。(私の場合、それは「セクシーな洋服を着てみたい!」というものでした。日本にいると、親に絶対何か言われると思って、怖くてできないんです。地球の反対側に来てまで、そういう思い込みを自分の楔にしていました)

 

カウンセリングで吐き出すと、気持ちがとても収まって、とても軽くなりました。この街に私のことを理解してくれる人がいる。本音を言っていい場所がある。そう思えることが嬉しかったです

  

フォーカスを変えるには、一歩だけ行動してみる


 

今振り返れば、カウンセリングを受ける前は、かつてうつ病になった時のことを思い出して「また病気になってしまったらどうしよう」という恐れがありました。

 

でも、受けた後には問題が変わっていました。焦点は「うつになるかどうか」ではなく、「今起こっていることを違う角度から見るとどうなる?」ということでした。帰路は希望がわきました。(カウンセラーには、「セクシーな服もいいと思う!ただ、最初は友達との時じゃじゃなくてパートナーとの夜デートの時に少しずつチャレンジするのが良いと思うよ」というアドバイスまでもらいました。)

 

海外に暮らす前に、まさかうつ状態になるとは思ってもいませんでした。でも、起こりました。同じ街に引っ越したみんながみんな、うつ状態になるわけでもなく、カウンセリングを受けるなんて、大げさなのかもしれません。

 

離れていても思ってくれている家族や友人には「心配をかけまい」として、なかなか正直なところを打ち明けられないこともあると思います。離れている分、打ち明けられた方からすれば何もできないことを辛く思うとも思います。

 

でも、他の人は平気でも、自分が苦しいと感じるなら、それは苦しいんです。他人と比べることではありません。そう感じる自分を受け入れるのも、判断力を養う練習だと思って。なりふり構っていられない時って、あると思います。

 

自分が大丈夫になるために、しんどい時は助けてもらう。勇気がいるかもしれません。でも、一歩だけ、踏み出してみてください。例えば、ネットで「カウンセリング オンライン」と検索するとか、思い浮べると安心するような知人に電話をかける、とかです。その先のことは、きっとその一歩の先の位置から見えてくると思います。

 

ブラジリアより

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