２人で暮らす醍醐味。弱っている時に支えてもらえる。チキンスープ。

弱った時には、結婚してよかったなとしみじみ思う。
普段は逆のことに良く目が向くんだけど。
　
弱った時には、自分が鎧を脱いでいるのか。
相手の優しさがぐんぐん染みる。
　
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昨日、とあることに全身全霊を集中させて取組んでいた。
　
ら、今日は一日パワーダウン。気がついたら、風邪を引く前みたいに喉が痛いし、身体がだるい。せっかくの週末だけど、出かける予定をキャンセルして、半日ずっと寝ていた。
　
それくらい昨日エネルギーを惜しみなく使ったんだなー。としみじみ思っては、嬉しい達成感。^^
　
ただ、身体は消耗してたから、栄養あるものを食べたかった。
　
心配して様子を伺いに来た夫に、思ったとおりにリクエストしてみる。
　
「喉が痛いから、ライムをお湯で割ってウォッカ入れた飲みもの飲みたいな〜。」
　
「ふ〜ん」と返されたら自分で作ろうかな〜位の気持ちで言ったら、「OK、今つくるよ」と作ってくれた。Yeah！
　
ブラジルの砂糖って美味しいんですよ。その美味しい砂糖で甘くしたライム割りは、かなり美味しい。お店で出せるレベル。
　
いい気分になったところで、またリクエスト。
　
　
「あと、おやつにお汁粉作って欲しい。」

（正月用に用意していたあんこと餅の残りがあったのです。）
　
“お汁粉”といったら伝わらなかったので、あんこベースの汁に焼いた餅を入れたもの、と説明すると、

「あぁ！ぜんざいみたいなもの？」

との回答。“ぜんざい”なら知ってた、という日本オタク度に笑った。（夫は日本の食べ物大好き）
　
ぜんざい食べれる〜！と思ってわくわくしてきた。
　
「あと、冷蔵庫にある鶏肉をもう今日食べちゃわないといけないから、それを使って夕飯作って欲しい。」
　
気になってたのよ、鶏肉をどげんかせんといかん。って。
そしたらOK！という返事。
　
ここまでちゃんとお願いできた自分に、「よくできました（はなまる）」を贈った。（この気持ち、分かってくれる人いるだろうか）そして私は眠りに着いた。
　　
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しばらく寝て、呼ばれて起きたら、ぜんざい作ってくれていた。めちゃうま。
　
いやぁ、いいですね。カロリー採りたい時のお汁粉。写真を撮るひまもなく、おいしく頂きました。
　
ぜんざいの脇につくだ煮の海苔も添えられていて、和む。ぜんざい食べる合間にちょっと塩っぱいものあると嬉しいよね。日本の心、分かり過ぎ。
　
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ぜんざいの後は、また布団に入って、今度はYoutube見たり寝たりしてリラックスしてた。夜になったら鶏肉のスープ作ってくれていた。激うま。
　

　
しょう油ラーメンのスープみたいだけど、醤油は一切使ってないんだそうだ。ライムでマリネした鶏肉をグリルして、そのフライパンにチキンストックでスープを作ったみたい。良かった、こないだ茹で鶏を作った時のチキンストック（というとカッコいいけど、要は茹で汁）のこと忘れてた。使い切ってくれたことが私としてはすごく嬉しい。
　
写真にはないけれど、日本米も炊いてくれていた。もう、頭が上がらない。
　
身体に滋養が染みわたった。私の顔色も食事の前と後とで目に見えて良くなったと、夫がテーブル越しにそう言った。
　
チキンスープは薬やね〜。身体ぽかぽかでエネルギー補給されたのを感じる。
　
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昨日は私が勝手に「やろう」と思ったことに集中して取り組んだ。それでふらついたのに、それを支えてくれる人がいるんだということ。
　
それに気がつくために、この一連の流れをやった気もする。
　
【ふらつく〜寝る〜ぜんざい〜睡眠〜チキンスープ＆白米与えられる】
　
ここまでの一連の流れも、もともとは自作自演。私何やってるんだろとも思うし、自分の小ささに気がつく。やりたいことやって、かつ栄養と休息が足りてないと、周りに目が向けられないのか。
　
いや、私が好きなことやって疲れたりしてると、夫だって助け甲斐がある。つまり「俺、役に立ってる！」感覚を味わえるということもないか？いや、もう私熱あるんやろ、分からん！
　
ただ、多分だけど夫にとっては私の行動を「迷惑」って感じなかったんじゃないかな〜と思った。そう感じてくれる人と一緒に暮らしていて良かったって思った。
　

　
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チキンスープあたりで「うまい！おいしい！」を連呼していたら、夫がこう言った。
　
「本当に？あなたは僕の料理をいつも美味しいというから、本当に美味しいのかどうか分からないよ。
　
礼儀として言っているのかと思っちゃう。」
　
いやいや、そんなことはないよ。本当に美味しいよ。
そんなに疑うんだったら、一度おいしくないもの作ってみてよ。そしたら私が正直に言ってるって分かるよ。
　
そういうと、
　
「いや、それは不可能。」
　
（＝ぼくには美味しくないものなんて作れないよ）
　