せっかく取った資格を活かしていないことを、後ろめたく感じているあなたへ。

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こんにちは!ブラジルに住むアラサー、あき子(@sleepycitybugs)です。

質問です!
みなさんは、こんな経験ありますか?

「お金も時間もかけて取り組んだことを、中途半端で辞めてしまってる。」

「そして、そのことがいつも頭の片隅にある。」

私はあります!

私の場合は「資格」です。

20代後半の時に一念発起して取った資格を、その後の人生で全然活かしていません。資格を取っただけの状態で、資格を活かして仕事をしたり活動したり、という行動をしないままになっています。

そのことを「中途半端」だとか「自分って怠惰だな」といったネガティブな気持ちで思い続けたまま、数年経ちました。

でもある時に、その状態が嫌だったので、改めて向き合ってみたんです。そうしたら、ネガティブに捉えていたものがポジティブに変わりました。自分のなかで整理できたので、今はスッキリした気分で過ごしています。

この記事では、中途半端に終わっているモノごとが気になり続けている方へ、私の経験をシェアします。一歩踏み出すきっかけになれたらうれしいです。

人に話して、問題に距離を置いた。

まず大事なのは、自分1人で考えていたら何も進まないということ。
だって、そうやって、もう何年も経ってしまったから。

私の場合は、20代後半にフードコーディネーターの資格を取りました。

要は、「これで私の人生変わる!」とさえ思うほどに意気込んで、学校に通い、資格を取った。まではいいが、資格って「それだけで活きるもの」ではなく、その先に「それを使う」必要があるもの。

資格があるからといって、仕事がもらえるわけじゃない。現場で役立つ人材というわけじゃない。勉強したことをベースに、自分からチャンスをつかんでいって、技術やセンスを毎日磨き続けていくもの。

私は、そういうことを全然しなかったんです。なので当然のごとく、資格を持っているだけの状態。つまり現場で使える人間じゃない、ということに引け目がありました。

さらに、人からそう思われるのではないか?と思うといたたまれなず恥ずかしく、だったらいっそ資格を持ってることを誰にも言わないでおいた方が楽。

でも、転職時の履歴書には「所有している資格」欄にばっちり書いちゃったりね。いい格好してる自分がさらにいたたまれない。そんな堂々巡りにありました。

でもね、もうその状態が嫌だったので、これをどうにかしたい!とこのブログのこの記事で発表しました。もう自己満足でも何でもいいから、何か状況を変えたくて。

そしたら、変わった!(早っ!

口に出して「私はこれずーっと気になっていて、もう今どうにか落としまえつけます!」と言ってみると、

こういうことって私だけじゃなくて、大体の人が経験する「よくあるコト」なんじゃないかな?と、見え方が変わってきた。

ほら、

  • 英会話学校に入学したけど、全然行っていない、とか
  • 大学でフランス語専攻してたけれど、今じゃもうすっぱり忘れちゃってる、とか

周りを見渡せば、そういう状況ってたくさんありそう。

だったら、「そんなに深刻にならなくて良くないか?」と、客観的に自分の状況を見ることができました。

自分が抱えてたことから、少し距離を置けた。これが大事でした。
 
不思議だけど、頭の中で思っているだけじゃ何も前に進まなかったのに。

「まぁ、確かに今の私は、中途半端な状態だわね。」とただ観察する目で、自分のことが見れました。これだけでもだいぶ頭の中が整理されています。

さらにそんな自分を「変えなきゃいけない」と思っていて、それが苦しかったみたい。

でも「そこ変えなくてもいいじゃん」とまで思いました。変えないままでも、道はある。
 

資格の活かしどころは、人それぞれ

 
同時に、資格を取得した後の自身の行動をもう少し広い範囲で見ることもできました。

私は資格をほぼ活かすことはなかったけれど、転職して、日本の食品を海外へ向けて輸出する販路の開拓に関わっていました。
前職では商社に勤めていたので、「貿易」と「食」が合わさった形に落ち着くのは、自然な流れかなと今では思えます。
 


・私はその道へは、進まなかったんだなぁ。
・そういえば、「食っていけるかどうか?」と収入面を気にして、「無理だ」と思ってたな。
・私には、別に合う場所があったんだなぁ。
・学校に通うという行動だけで、体力が尽きたのね。w

 
こんなことが見えてきて、「私はそういうタイプだったんだな」と分かりました。そうなると、中途半端とか怠惰とかいうことは関係なくなってきます。

それは自分の努力が足りないのではなく、資格の活かし方が、私が思い描いていたかたちや、フードコーディネーターとして活躍している同期生とは違ったということでした。

それに対しては良いも悪いもなく、ただ私の場合はそうだったというそれだけのこと。

そこまで思考が落ち着いたころ、facebookを開くと過去の投稿が再アップされる機能で、フードコーディネーターとして活躍している友達が彼女のブログに書いてくれたこんな記事が目に入ってきました。彼女は羽田空港でカフェをやっていて、私は富山出張の帰りに少しだけ寄った際のこと。卒業後、活躍しているかっこいい友達が、私のことを「仲間」と呼んでくれていたのを改めてみて、嬉しかったし、私はこれで良かったんだと思えました。(美人の彼女と私の顔の大きさの違いについては、華麗にスルーお願いしますw)
 

取るだけで満足した。これもアリ!

 
資格って、「取るだけで満足」することに、後ろめたさがつきまといがちです。
 

・せっかく勉強したのだから、それを活かせる仕事に転職しないと意味が無い。
・高い授業料を払ったのだから、収入を上げてモトとらないともったいない。

 
私にはそういう考えがありました。それが背中を押して、今よりも自分が望む生活を手に入れられるならば、すごく良い考え方だと思います。

ただ一つだけ、知っておかなきゃいけないこともあります。

資格を取るだけで、満足したって良い!

確かに、高い授業料を払いました。忙しい日々の中から時間を絞り出して、勉強しました。そして、そのこと事体が既にたくさんの喜びをもたらしてくれてたのです。
 

・毎月少しずつ貯金して、高い授業料を用意できた自分
→自分えらい。よくやった!
・憧れのフードコーディネーターが卒業した学校に通えた
→そのことだけで高揚感が味わえた。・イキイキした同期生から刺激を受けた。
→みんなに出会えただけで幸せだし、授業に通うたびに嬉しかった。

・“憧れ”の世界を垣間みれた
→なかなか無い経験ができた。

学校を卒業して、資格を取った後に、実際にプロとして活躍していく人にとっては、これだけじゃ物足りない!と思います。でも私にとっては、資格を取った時点ですでに貴重な経験ができていたんです。そのことに感謝できるし、思い返すたびに嬉しくなる思い出ができていました。

資格を活かすことにこだわりさえしなければ、もう既に完結しているコト。そこに気がつきました。


 

自分の中での位置づけができた

 
過去の経験を、自分の中でどう位置づけるか?

私の場合は資格を取ったことは、
 

・やってみたかったことに挑戦できた(憧れの世界を見てみたかった)
・その世界には進まなかったものの、転職する勇気が出た。多少でも専門性が持てたことが心強かった

 
そんな経験でした。そしてやったことについては絶対に良かったな、と思っています。
さらに、自分の中で過去にできたためか、新しい楽しみが増えました。

インスタ映えもしない、女子力も高くない。
普通なら人に絶対見せたくない、料理がそんなに好きじゃない人とシェアできるコンテンツを作る。
敷居が低すぎる何かをやりたいな〜って新たな夢ができました。

今のところは「泣く子も黙る!あるがままのおうちごはん」という仮タイトルで、妄想をすすめています。なんじゃそりゃ!
 

まずは口に出すことから

 
もしあなたも「あれ、中途半端に終わっちゃってるな」というコトがあって、それを考える度にモヤ〜っとした気分になっているようだったら、何かしら自分の中での位置づけを見つけてあげてみてください。

まずは、人に話してみるところから始めてみるのがオススメです。言葉にして出すことで、自分と課題の間に距離を置けるので。人に話すのがハードル高ければ、紙に書いてもOK。

それによって、自分の中でもう終わらせて良いものなのか、それともやっぱり諦めずにやりたいことなのか、あれよあれよと芋づる式に見えて来ると思います。結果はどうであれ、気分スッキリ!前を向いて過ごしていけるといいですね!

もしよかったら、この記事のコメント欄に書き込んでみてくださいね。言葉にするのは勇気だし、ひとつ勇気出すと次の視界が開けます。それにあなたのそんな姿を見た方も勇気もらえると思います。

SLEEPY CITY BUGS
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最後まで読んでくださりありがとうございました。
それでは、また!

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