雨ふって地固まる?しあわせを感じる日々。
なんだかフト気がつけば、このところ淡々と幸せな日々を過ごしている。
週末の朝は、夫と一緒にファーマーズマーケットへ買い出し。
そのあと、カフェで、コーヒーとパンの朝ご飯でまったり。
私がコーヒー飲んでる間に、夫には肉屋にチキンの丸焼きを買いに行ってもらう。
(週末になると、肉屋ではチキンの丸焼きを売り出すのだけど、ここの人達は“土曜のランチにはチキン丸焼き買って来る”のが、習慣になってると思う。お客さんがひっきりなしに買いに来る。大体、買い出し係は男の人)
朝の新鮮な空気のなか、
近所の緑を堪能しながら歩く。
ドッグランの芝生広場。
遅いランチには、チキンとビール(またはワイン)をゆっくり堪能し、
昼寝したりして、夜には出掛けたり映画見たり。
週末のみならず、平日であってものんびり加減はこんなもんだ。
ブラジルに来てから今まで7〜8ヶ月経つけれど、これまでは正直、辛いコトが多かった。今まで感じたことない程、どん底な気持ちになったりしてたんだけれど、今思えば新しい環境になじむまでの通過儀礼だったように思う。
泣いて笑って怒って、、、そして新しい景色を見る。
こんなことを繰り返していたら、この場所の空気が、やけに肌なじみ良くなっていた。まるで憑き物でも取れたんじゃないか?という程に、改めて楽で、ほんわか暖かい気持ちで過ごしている。
次第にここの生活の良さに気がつく。
まず、何しろ忙しくない。
夫婦2人の生活だからだろうか。
夫は残業しない。休日出勤ナシ。年に1ヶ月の休暇取得が義務でっせ。
自分の周りが暇な時間でいっぱいである。
こんなの、産まれて初めて経験する。赤ちゃんの時でさえ、私の周りはこんなに暇じゃなかっただろう。
暇だからか?、どこそこに愛情がいっぱいあふれている。
「成人男性って、こんなに優しい表情ができるもんなんだ!!??」と驚くほど、ここの人達の笑顔って、底抜けに優しい時がある。ね、成人男性のもぉんのすごい優しい笑顔、、、見る事ってあったかな?平日に、よ。
特に宗教家とかそういう訳でもなく、大手金融でITアナリストしてる、ブラジルで言うエリート男性がさ、こっちの肩の力がふっと抜ける程、ものすんんんごぉおい優しい笑顔する。。。平日に。
色んな人種や文化や宗教に常に触れるからだろうか、
「こうあらねばならない。」という像は、まずない。
「人は、それぞれ。」
そういうベースの上に立ってみると、
やらなきゃいけないコトって、大半はウソで、
私がそう思い込んでただけのコトだった、ということがままある。
実際に私は、「日々の料理は私がしなきゃいけない」を手放した。
そうしたら料理が大好きな夫がイキイキと活躍中。
周りの女性も人それぞれ。
作る人、作らない人、買う人、調理人を雇う人。
人は人。気にしない。そんな彼女達を前にして「そうか協調性って、教わって身に付いてたものだったんだ!」と気付く。
今では不要になった鎧のようなカタマリを肩から外すごとに、私はいよいよ本音しか言えなくなっていた。そう、最近は本音しか言えない。本音が無い時は、空気も読まず黙っている。
こんな世界に慣れるまでに、時間はかかったけれど、
まったく土台の違う場所からモノゴトを新しく見てみると、
私を生き易くする“やり方”にたくさんたくさんあふれてる。
とにかく私は、がんじがらめのオリエンタル世界から
なんでもアリな世界に移行成功して、
ここのところありえない程にこころ軽く
あたたかく幸せな日々を迎えている。
コメント2件
あるある!「無」になってる時がよくあるよ。暇だからかな?笑 肩のちからをぬいて、深呼吸してる。そしたら時間が過ぎるよ笑
その瞬間におびえてるってことは、そこからまた何か自由になれるポイントなのかもしれないね!
>本音がないときは、空気も読まずに黙っている。
これが今ストンと来た。そうなのよ、何も言いたいことがないときって多々あるよね。別に不機嫌でも何でもなくても。
わたしはまだその瞬間に怯えてるとこがあるから、もっとフォーカスしたいなぁ。