ブラジルのラーメン事情。アルゼンチン料理のビストロ《ANCHO》で、月に一度のNOODLE NIGHT!

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世界中で人気を誇る「日本料理」。
ここブラジルでもSUSHIを始めとした日本料理はとても人気です(※)。

 

(※ブラジル人の好きな外国料理ランキングで、日本料理はイタリアに次いで2位です。3位以降にはアメリカ料理、中華料理が続きます。2014年ジェトロの調査より)

 

アメリカ人、フランス人の友人と日本料理の話をすると、決まってみんなが大好きなメニューが「ラーメン」!SUSHIもとても人気だけど、RAMENは本当にみんなトリコになっている様子。ブラジルではまだラーメン屋の数自体が少なく普及しているようには見えませんが、アメリカや日本への渡航経験がある方であれば、ラーメンの存在を知っているようです。そして「大好き!」と口を揃えておっしゃいます。

 

ブラジリアにある”ANCHO”という、アルゼンチン料理のビストロでは、毎月最終木曜には「NOODLE NIGHT」と称して、ラーメンやビーフン、餃子スープなどを提供しています。

アジア圏を一歩出ると、”スープに麺”という組み合わせにお目にかかる機会が激減する!と恋しく感じていたところ。我々も、ここぞとばかりに、”ラーメン”に狙いを定め、イソイソと出かけて参りました。

マテ茶ベースのカクテルと、ラーメンが一同に介するテーブルは、世界広しと言えどもこちらANCHO、もしくは南米ならではの光景のように思えました。

%ef%bc%99ビストロの外観。
京町家のように、入り口の間口はやや狭い作り。店内奥に中庭があり、そこでは屋外テーブルが並びます。

 

%ef%bc%91中庭に設置されたBAR。
小屋のような雰囲気と鮮やかな色合いが、見ていて楽しい気分にさせます。
DIYしたかのような《手作り感》に《ボタニカル》をミックスさせたスタイルが好意的に受け入れられている点は日本やNYと共通ですが、色彩の鮮やかさに《南米》を感じます。

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こちら、マテ茶を使用したカクテルです。

マテ茶は通常、シマホンと呼ばれる専用のカップに、
マテ茶葉を入れ、お湯や水を注ぎ抽出するお茶です。

こちらのカクテルは、水の代わりにヴォッカ、レモンジュース、氷を用いて作られていました。さっぱり爽やかでなかなか美味しかった♡

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こちらはソフトドリンクの冷たいマテ茶です。

先ほどご紹介したカクテルの茶葉はみどり色でしたが、
こちらは焙じてあるので茶色です。

レモンをしぼって、甘みもプラスされていました。

 

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ラーメン。

具材は、チャーシュー(トロトロに柔らかい♡)、コーン、白菜(生)、半熟玉子、ごま塩、ネギ。

どんぶりは中位のサイズ。日本のラーメン丼よりも小さく、取り皿やお茶漬けを食べる椀位の大きさでした。プラスチック素材。こちらでは、セラミックの丼を手に入れることが難しいからだと推測します。(私もブラジルでは見つけられず、今回引っ越す際に持って来ました)

%ef%bc%93シマホンとラーメン。
南米でも、ラーメンは大歓迎されています♪

普段はアルゼンチン料理を提供しているシェフが、とってもラーメンが好きなんだろうな〜!と想像できるほど、ラーメンへの愛情を感じました。

きっと、サンパウロかニューヨーク、日本でラーメンを食べて好きになり、独自に研究を重ねてらっしゃるんじゃないかな(推測です!)。

そしてスープがややぬるかったことが、興味深かったです。
私は、ラーメンは熱々なのを期待していたのですが。ブラジル人の主人曰く、

「ブラジルでは熱々のスープはあまりなじみがないので、熱々でサーブしたらクレームがくると思う」

とのこと。かくいう主人は猫舌で、日本でラーメンを食べる時には冷ましてから食べています。ラーメン大好き!の彼でも、食習慣にはかなわないということでしょうか。

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この他、フライドポテトをオーダーしましたが、こちらはやっぱりとても美味しかったです。マヨネーズが添えられていますが、ポテト自体にうっすらとスパイスがかかっていました(多分、オールスパイスかと思われる)。それが、ポテトの味を引き立てて美味♡
日本だったらわざわざメニューに書きそうなアレンジですが、サラっとこなしているこなれた感じが「おしゃれ!」でした!

主人にとっては何の感動もなかったようで、ただ普通に食べていましたが。

%ef%bc%97デザートは、クランブルを頂きました。(フルーツにクッキー生地とともに、オーブンで焼いたもの。こちらはアイスクリームのトッピンング付き)

こんなに大量のラズベリーを食べたのは、初めてでした。

美味しかったけれど甘過ぎて、私は一人では完食できず。
主人に手伝ってもらいました。

一般的にブラジルのスイーツはとーっても甘く、なぜそうなのか?と今はひとりで思いを巡らせています。
「この世には、砂糖より甘いものがある。」ということを
私はブラジルに来てから知りました。
(スイーツの話はまた別の機会に♪)

 

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主人は、フォンダンショコラのプレートを食べてました。
ブラジルでは、男性も甘党の方が多いようです。

他のテーブルを見渡すと、落ち着いた女性2名組がYAKISOBA(ヤキソバ)をシェアしていたり、20代と思われるカップルが二人揃ってラーメンを箸で召し上がっていたり、なかなか好評のようでした。

とても楽しい夕食でした!

☆訪れたレストラン:ANCHO(facebookページ

写真:ANCHOのfacebookページより。

写真:ANCHOのfacebookページより。


この写真の中に、われわれも写っています!
どのテーブルか分かりますか???

記事作成/ペルフェイトあき子(Akiko Y. P)

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このブログでは、「好きなことを仕事にする。」という夢を持ち続けていた私が、その仕事を辞めた先に出会っている経験を書いています。

何年もかかって好きなことを仕事にできましたが、それでも2年後には一旦ぜんぶぜんぶ手放しました。今は、ブラジル人の主人とともに、ブラジルの首都ブラジリアで暮らしています。バリバリと仕事にまい進していた頃とは異なり、穏やかにシンプルに暮らしています。この変化の中で、私は世界の見え方がガランッ!と変わりました。

・好きなことを仕事にするまでに、私がやってきたこと。

・好きな仕事を手放し、ゼロになった時に気がつけた幸せ。

・南米に暮らしてみて、見える世界のこと。

そんなことを、日記やコラム、レシピ等の形でお届けしていきます。
どうぞよろしくお願いします。

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