[ブラジル滞在記4]モヤモヤを抜けた先にみえた、女としての大切な自分。

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★2015年4月〜9月まで、ブラジルに住むパートナーと同居するために、ブラジルに滞在しておりました。この記事は、その時に書いたものです。

目次はコチラ>>> [ブラジル滞在記:目次]やっと公開できる。。。ブラジルで体験してきた私的なパラダイムシフト。

コーヒーにバターを塗ったパンが、ブラジルのお決まりの朝食。

コーヒーにバターを塗ったパンが、ブラジルのお決まりの朝食。

今日ビザの延長をしました。あと3ヶ月こちらに滞在することになりました。ビザの延長手続きに関しては、相手に沢山助けてもらいました。書類の準備もだし、当日の申し込みは有休をとって付き添ってくれました。

めでたしめでたし、と「じゃあ、お祝いに美味しいランチ食べに行こう!」といってシュハスコ(焼き肉)屋を目指したものの、道間違えたりバス乗り間違えたりでくたくた。

互いに少しずつイライラしちゃって、険悪ムード。
滞在ビザを延長した当日に、日本に帰りたくなりました!

せっかくビザの延長もして、美味しいシュハスコ屋さんで最高に美味しいお肉を頬ばっているのに、心がモヤモヤ。相手を責めたい気持ちになっちゃった。ビザの延長をした日に、今までで一番、ここを出たくなったって、どういうこと!?自分?!

ということで、自分の気持ちに向き合ってみたところ、自分が大きく一歩前進できるチャンスにいたことがわかりました。男女関係でモヤモヤすることがある人には、何かシェアできるかもしれません。

私、欲しいものを欲しいと言ってこなかった。それでいて私、相手に機嫌を取って欲しかったんだ。察して欲しかったんだ。でもそれ、うまくいかなかったから、辞めます!

ブラジルに来てから、私、お金を稼いでいないんです。
相手に養ってもらっています。

私は家事をしています。でも私の場合は、掃除を少々さぼってもいいし料理したくなければ外食すればいいんだ。

そんな状況にいる自分を、相手と対等と思っておらずに、「いつも外で働いている相手に悪いな」という思いがあったんだ。自分のやっていることを軽くみていたんだ。

そんな自分だから、スーパーに行っても、いつも底値の野菜を買ってそれでできるものを調理していたんだ。少し高い食材は、買っちゃ悪いって思い。本当は、紫キャベツやパプリカがあると、食卓がカラフルになって楽しいのに、緑のキャベツやピーマンの倍の値段がするから、買わなかったんだ。

賢い主婦の方の倹約とはちがって、
私はちょっと卑屈だな、って書いてて思う。

相手はたぶんそんなこと気にしていなくて、
いつも私が何がしたいか、何が食べたいか、希望を聞いてくれる。

そんな時に、「自分の欲しいもの、やりたいこと」を言わずに、全体の状況を見て、「ある程度の低価格で抑えられて、お互いにある程度納得いく」選択をいつも答えていたんだ。なんだかどこかの企業の会議みたい!笑

でも、今日、豪勢なランチをモヤモヤした気持ちで食べていて、なんかこれ違うぞ、と思った。イヤイヤこんなことしてるなら、日本に帰った方がいい!とまで思った。ビザを更新したその日に。。。

欲しいものを、はっきり欲しいと伝えること、相手に「ください」とお願いする。今の私にはこの能力が必要なんだ。私はそれにふさわしいと認めることが必要。

私がやっていること、部屋の掃除して、お花飾って、買い物にいって、「おかえり~」って相手を迎え入れる。そういうことお金に換算できない。それに価値を見い出せていなかったんだな。自分の母親が毎日やってくれていたこと、今に成って偉大さが分かる。

私は今、お金を稼いでいないのだし、お願いするほかないよ、腹くくろう。相手に買ってもらうことを「なんだか悪いな」って思っちゃう。この思いがひねくれて、ねじまがっちゃって、緑のキャベツ買ってたんだ。でも紫のキャベツ使ってめちゃ美味しいごはん作ったら、それも幸せでしょうねえ!

夢を追って東京でたくましく生きていた私、お金を稼ぐということはしっかり経験してきたつもり。だからこちらに来た当初は、養ってもらうことに引け目を感じていました。でも、いま100%相手に養ってもらうことで、自分の新しい一面が見えて来ました。

普段は家のことしっかり整えて、たまには高い買い物でも欲しいものを欲しいと、おねだりできる女。男に払わせる女。大胆!それで心から感謝して、うれしそうにしている女。

男目線から言うと、「養いがいがある」とも言えるかもしれないなと、勝手な想像。どうでしょうか?勘違い女にはならぬよう節度をわきまえたいところですが、おねだりして、かつ相手の自尊心も高める、そんなこともできちゃう成熟した女になってみようと思うのです。たぶんきっと、新しいことが見えてくるよ!

でももし嫌われちゃったら、それもそれで面白いから笑い話にします!笑

追記(2016.4.28)
あの日から10ヶ月程経った今は、
なーんにもしないでも、ゴロゴロしていても、
自分を責めることが無くなりました。
「私が我慢すればいい」という考えを改め、
「彼には、こんなに大切にされていい。」と思うまで自己評価が上がりました。

最近では「僕に頼ってくれてありがとう。」と言われます。
こうなるまでには、また色々あったので、
またいつかシェアしたいと思います。

続きます>>>[ブラジル滞在記5]ブラジルに来て3ヶ月経ちました。

brazilstarfruitsお読み頂き、ありがとうございます♡

SLEEPY CITY BUGS
Akiko Y.P.

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