「落ち着け、現実を見ろ」と私を諭してきた、その彼は夢のような現実に生きていた。

Pocket

一つ前の記事を下書きして、
それでも興奮おさまらず、私がどんなに感銘を受けているのか彼に伝えたら、
意外にも議論になった。

「あなたがすごい稼げる人だって、分かっちゃったから、
私はもう安心して私の情熱に生きるわ。」

「え。そんなこと言わないでよ。僕より稼いでいる人、いっぱいいるよ、僕平社員だし。」

「え。じゃ、この高級旅館2daysは一体なに?」

「僕はこの休暇のために、一年間真面目に働いて貯金してきたんだよ。これくらいのお金が払えるのは当たり前だよ。」

「そう?」

「それに、“情熱に生きる”と言ったって、今ある仕事はやったらどうよ。
夢に生きた結果、夢がかなわず苦労している人を僕は沢山知っているよ。
せっかく良い仕事を手にしたのに、そんなに過激に考えないで、
好きなこともやるけど、お金も稼ぐための仕事も続けて、
生活のバランスをとることを考えたらどう?」

「、、、。」

あれ、何かおかしい、ちょっと待ってくれ。

えーと、
えーと。

そうか。月々のお給料を貯めて、
外食も不必要にせず、
自炊もしてたら、

ブラジルから日本に来て、
こんな高級旅館に泊まれるのか?

え?

・・・。

あ、そうか!
彼にとっては「当たり前のことを当たり前にしているだけ」というけど。

その彼の言う当たり前、つまりは

「ちゃんと働いて稼ぎながら、一年に一回は、
一ヶ月程度のまとまった休暇が取れること。
休暇を終えても同じポストに戻れること。」

は、私から言わせれば、

「お前の方が、夢みたいな生き方しとるじゃないかぁーーー!!!」

だった。

 

 


「すべきことをしたんだから、こんな結果が来るのは当然。

あまり事を大きく考えないで、普通に働いて、普通に遊べばいいじゃない。

って、大人びたことを、夢物語みたいな立ち位置から言われても、
説得力なーーーーい!!!

って、反論した。


彼の言うことは、もっともなんだろう。
だけど、私は「そんなに好きじゃないけど、まぁいいか」と思って続けた仕事で稼げたためしがない。

前職では、私という人間を全部捧げていたつもりだった。
何より24時間考えていられるほど、私にとっては熱いトピックに従事していたら、気がつけばお給料は「まあいいか」を続けてた時より、
すごく良くなっていて(その分、今年は税金に苦しんだんだけど←完済した!)、
出会う人もどんどんひろがっていった。

そこで出会った、ある日本人女性の姿を目の当たりにし、
私はブラジルに行く勇気を持てて、めぐりめぐって、今この高級旅館で
結局はブログ書いてる。

要は、何だかんだあるけれど、
私の身体がドワワワーと熱くなるようなことに
エネルギーを使ってたら、うまくいってる。

という、過去の成功体験が私をまた情熱の方へ向かわせている。

彼は、私が彼というお財布を手にして、
よっしゃこれで楽できるぞー!と思っていることを←
多分分かっているんだろう。

「僕は、そんなに稼いでいないよ」みたいなことを言っていた。←あんまりもう聞いていない。苦笑

うーん、そう思ったことも確かなんだけれど、
なんかそれだけじゃなくて、
その分、二人でもっと幸せのレベルをあげられるところへ、
本当は行けるんだな。

そこには私が肩肘はっちゃ行けないんだろうな。

と、そんな直感が働いたのだけれど、
それを何度言っても多分伝わっていない。

★彼がイシアタマなように、私もイシアタマで、
一度「こうだ。」と行ったら、すぐには曲げない。

彼がこんな景色を見せてくれたように、
いやもっとそれ以上のところへ、
私は彼を連れて行きたい。

とはいえ、その時に私にお金がなかったら、
彼の財布に頼るんだろうけど。

でもそんな私を彼が好かんかったら、
それでもいいかも。
私は一人で歩けると、自分で分かっているから、
(たくさんの人に助けてもらいながら、だけど)
その時はその時だ。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です