遺品整理、ファーストステップ完了。台所に舞い込んできた、新しい生活。

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前回(遺品整理、意外とみんな気になってる?始めるにあたってのご参考情報)に続きまして、私の遺品整理体験をレポートします。

始まりは、ワヤでした。

家族みんなそれぞれ、日々の暮らしがあるから、
今日まで手をつけられなかった遺品たち。

年月が経つにつれ、
ホコリをまとい、
ヨゴレが、ガンコにこびりつき。。。

祖父母の死から時が経ち、
そこに残るモノからは生気が徐々に抜けて行く。

誰かが「ありがとう、さようなら。」を
しなければならないのでした。

要は、朽ち始めてました
決して触れたくないような様相を
呈しておられました。

スキャン3

本当は、Before/Afterの写真を撮って、
比較などしてみたかったのですが、
Beforeの状態が、もぅ、誰にも見せれるものではなかった。。。

というわけで、写真掲載は自粛いたしますが、
一言、「ワヤだった。」とだけ、申し上げておきます。

※ワヤ=広島弁で、収集がつかずメチャクチャという意味。

スキャン3 2

目の前のワヤに、一つ一つ、手をつけました。
引き出しを順番に開けては、
「不要なもの」「残すもの」に分けて行きます。

コツコツ、地道な作業が続きます。

スキャン3 4

 

天ぷら鍋(油付きで、10年以上放置。。。)
マックロになった換気扇
害虫の死骸
カビ、よごれ、、、。

台所なのでね。そうなるのも分かるのですが。
引き出しを開けるたび、
目を覆いたくなるもののオンパレード。
何度も、クラ〜っと、貧血しそうに!

これは、やってみるまでは分からなかったのですが、

「何これ!何でこんなに汚れてるのー?!」

と、怨念怒りがわいてきた!(苦笑)

この怒り、誰に向けてのものなのか。
祖父母にいきり立つのは筋じゃない。

それなのに、片付けが大変過ぎて、
理性で対応しきれない。
感情が揺すぶられ、
そして、イラッとする。。。

「あぁ、どんなに大好きな人のモノであっても、
サヨウナラをするタイミングを
逃してはならないのだわ。

それを逃すと、それは純粋な愛しさでは
なくなってしまうんだわ。」

なんて思いました。

小さなことを、コツコツと。モノが多いね。

小さなことを、コツコツと。モノが多いね。

家族の応援があってこそ

のべ3週間ほどかけて、時間をみつけては、コツコツと片付けをしていました。
その間、家族も応援してくれました。

photo 3

おやつを差し入れしてくれたり。
(わらび餅、大好き!)

親戚からは「頼むね〜、よろしくね〜」と
メールをもらいました。

実際に応援に駆けつけてくれたり。

こういう応援がすごく嬉しくて、
途中でくじけませんでした。

そして来た。新しい生活!

そして、ついにその時は来ました!
ファーストステップ・台所の片付け、
終了したぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!

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ピカピカー!!!

「またここで料理したい」と思える台所になりました。

以前は台という台に、モノがいっぱい積み重なっていたんですよ。
流しの下の引き出しは、開けたらそのままそぉーっと閉じたい。
そんな場所でした。

そんなところも、全部きれいにしたから、
心底気持ちよく使えます。

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早速、パン焼き機を設置。
とにかくすぐに調理したかった。

湯気があがり、
パンが焼ける香りがする。

台所はこーでなくっちゃ!

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南天の実を飾ってみました。
小さな花瓶は、祖母のものです。

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父がいつの間にか、むらさき色の実も挿していました。

こんな父娘のコミュニケーション、ある!?
短歌に対する返歌みたいな。

照れくさいほど、素敵だね!

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東京在住の友人が、知ってか知らずか、
おしゃれなキッチンスワイプ(布巾)を送ってくれました。

手放してグッバイ。そしてハロー!

遺品整理では、祖父母のモノをたくさん手放しました。

「祖父母が好きで揃えたモノだったんだろうな」と
祖父母の生きていた頃のことに、何度も思いをはせました。

ありがとう、じーちゃんばーちゃんのおかげで
今わたしらがここにいて、
じーちゃんばーちゃんがしてきたように、
好きなものを揃えて、日々のご飯を作って食べているよ!

と、ありがたい気持ちになりました。

台所はこんな感じで整理終了!

年が明けたら、次は納戸まわりへと続きます。

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